シルバーウィークの5連休は、葛西臨海公園の時間走でお馴染みのEco Journey Club主催の「第4回佐渡島一周エコ・ジャーニーウルトラ遠足206km」に参戦してきました。4月のさくら道以降、仕事優先で大好きなウルトラのレースは封印していたけど、先月の鶴沼52kmから再開し、今年はスパルタスロンに残念ながら不参戦なので、同じ週に開催のこのレースは以前から走ってみたかった大会。
Eco Journey Clubの大会は、走後の懇親会が必ずありアットホームな雰囲気なんです。佐渡も、参加者約80名が同じ温泉旅館に宿泊して5名の相部屋。走ることが大好きなつながりなので、初対面でもすぐお友達になれちゃいます。レース前日は宴会で、独りづつ壇上に上がり自己紹介タイムで盛り上がり、走後は朝食を兼ねた打ち上げ会でまたまた痛飲。初めて訪れた佐渡の雄大な自然とランナーとの交流を十二分に楽しんできました。タイムは途中仮眠所で3時間休憩しましたが、深夜から早朝にかけて睡魔に苦しめられたり、残り10キロを切ってから暗闇の彷徨などもありヘロヘロになりながらも、9月20日(日)午前6時スタートし、9月21日(月)午後8時12分に帰ってこられて38時間12分でのゴールでした。
この大会は、萩往還250kmやスパルタなどの超長距離レースをこれから目指そうというウルトラランナーにとっては格好のステップレースでもあります。距離は206kmで制限時間48時間とたっぷりあり、途中の関門閉鎖時間もないので、マイペースで走ることができ、怪我などなく最後まで気持ちがキレなければ完走はできるはず。ただ、コースは、佐渡島の海岸線を正確にトレースしたアップダウンの連続で、萩のコースより厳しいしというランナーも。コース誘導なし、表示もほとんどなしで1/25,000の25枚のコース地図を頼りの走行。参加資格は、過去2年間以内に100km以上の大会の完走。
エイドは94km地点の仮眠所含めて5ヶ所のみ。コース途中にあるコンビニは約5キロ地点の1ヶ所だけで、自販機は多数あり、トイレもそれなりに。荷物を予め預けておけるポイントはなし。オウンリスクで水や行動食、夜間走グッズなど約3kg~5kgを背負って超長距離を走ることになるので、膝や足首への負担が大きくかなり条件は厳しいレース。でも、仮眠所で温泉にゆっくり入ってグビグビ後、一晩寝ても時間はたっぷりあるので、最後まで諦めずにゴールできたら必ず萩往還など他の超長距離レースへの自信になる大会でしょうね。
それと、今回のレースは、今月急逝されたウルトラ界のアイドル的存在だった「ちびたちゃん」の追悼ランという意味合いも。スタート前にお線香を上げて冥福を祈り、参加ランナー全員が黒ではなく、彼女に相応しいピンクのリボンを付けて走りました。僕は、神宮外苑24時間走の後に、彼女の突然の訃報を聞いて大ショック。。。
毎年、宮古島やお台場で一緒になっていたけど、いつも制限時間目一杯使って、ニコニコ笑顔で楽しそうに走っている姿はとても印象的でした。彼女が辛そうな表情して走っている姿は見たことないんですよね。いつも満面の笑みで周囲のランナーを元気にしてくれていましたよ。最近は腰の状態が悪くてレースに出ていないとは聞いていたけど、病魔が襲っていたとは。佐渡島も毎年必ず参加してたお気に入りのレースで、今年もエントリーしていたらしいですが、まだ年齢的にも若かったし、これからの人生、もっと楽しいことはいくらでもあっただろうに本当に残念。。。
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