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2011.05.10

第23回山口100萩往還マラニック(後編)

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画像は萩往還250kmのチェックシート。以前は豊田湖畔公園はCPではなく虎ケ崎手前の笠山がCP。CPの名称の下にライターパンチで穴を空けるしくみ。それぞれのCPで穴の形が違います。ひとつでも押し忘れたり、間違った位置に押したり、途中でなくしたりすると完踏は認められない大切なもの。右端に食券が付いているんですが、そこにパンチしていた選手がいましたよ。まぁ~2日間徹夜ランだと、思考能力も鈍ってくるもんですよね。

■後半戦(藤井商店~三見駅~虎ケ崎~東光寺~ゴール)■

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【CP7藤井商店(179.0km)】5月3日22:19

3年前に出場した時は、宗頭で約1時間仮眠し22時30分に出発。今回は約15分だけの仮眠で21時48分に宗頭を後にして、藤井商店のCPへ30分以上も早く到着。残り71キロを全て歩きでも5月4日18時までの制限時間には十分に間に合う時間帯だけど、もぅ~ほとんど走れないほど脚に余力が残っていない状態だし、アクシデントで歩くこともままならない状態になることも有り得るので先を急ぐことに。それと、とにかく早くゴールして楽になりたいという心境。

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【CP8三見駅(188.1km)】5月4日23:57

三見駅から玉江駅まで不気味な雰囲気の暗黒の心霊スポットへ。今回は、前後に何人かの集団でランナーが同じペースで歩いていたのでヘットライトの灯りも多く、たった15分といえども宗頭で仮眠できたのが幸いし頭はまだ覚醒していて、コース上の標識や木立が白装束の髪が乱れた女性に見えて一瞬身体が凍りつくような幻覚には悩まされなかった(笑)。

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コース途中の漆黒の闇の中での私設エイドは、今年も開設されていてありがたい。いつもお兄さん独りなのに今回はお手伝いの方もいたので寂しくなかったでしょうね。

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【玉江駅前(195.0km)】5月4日01:21

日付が変わり玉江駅前に到着。さすがに眠気が襲ってくる。ここからはBゼッケンの140キロの部の選手とコースがほぼ同じになるけど、まだ走ってくるランナーの姿は見えない。睡魔で朦朧としていたのか、玉江駅から萩市内を抜けて笠山まで行くルートを間違った方向に走って行こうとしたらしく、後ろのランナーが大きな声で「おーい!そっちは違うよぉ~」って教えてくれて助かる。

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【CP9虎ケ崎・つばきの館(206.9km)】5月4日03:37

笠山の頂上には寄らずに半島の最北端の虎ケ崎のCPへ行くコースになっていたけど、上り坂をとぼとぼ歩いていると、強烈な睡魔が襲ってきてフラフラ。萩往還の後半は体内時計に逆らっての2日目の徹夜走行になり、脚の痛みのみならず睡魔との闘いにも。気休め的な睡魔対策として、カフェイン入りフリスクやブラックガム等を口にしながら歩を進める。1周約5キロの半島が迷宮に迷い込んだようにとてつもなく長いような感覚でなかなかCPへたどり着けない。萩往還はこういうコース設定が随所にありランナーは何度も苦しむことに。

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つばきの館のエイドでは、食券でうどん定食かカレーライスを選べる。僕はここのスパイシーなカレーが好きなのでチョイス。ただし、さすがに完食はできないぐらい胃腸の調子も下降気味。

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【CP10東光寺(215.2km)】5月4日05:37

レース3日目の夜明けになり、東光寺のCPもなかなかたどり着けない境内のおくの奥の方に位置するCP。最後のCPなのでパンチを押し、チェックシートは全てチェック完了し一安心。このCPは今年から位置が50mほど奥に変更になっていた。あとは後半戦最大の難所である往還道を越えてゴールを目指すのみ。

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萩有料道路料金所。

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【道の駅「萩往還公園」(222.2km)】5月4日07:02

往還道方面から萩市内へ向けて走ってくるBゼッケン(140km)やCゼッケン(70km)の選手が続々とやってきて、みなさん声を掛けてくれるので元気をもらえるし、疲れた表情であまりトロトロと歩いていられないと気合も入ってくる。僕が初めて萩往還140kmの部を走った時は、眼光鋭く荒武者のような精悍な姿で睡魔や脚の痛みに耐えながら自分自身と闘っているAゼッケンの250kmの選手には、自然と賞賛の眼差しだったよなぁ~。今では当たり前にチャレンジしている自分が不思議な気持ち。

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公園の奥が往還道のトレイルコースの入り口。

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ほぼ林道を走り歩きになるので、登りはきついけど緑鮮やかで気分はいい感じ。

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【明木(225.9km)】5月4日07:47

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明木エイドは甘さ控えめのお饅頭が名物。

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佐々並エイドまで約10キロは延々と一升谷の登りが続くことに。どんどん勾配がキツくなり歩いていると睡魔が襲ってくるけどとっても走れない。

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途中国道262号を走りまたすぐトレイルコースへ。ハイタッチの応援にパワーもらいます。

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【佐々並(235.7km)】5月4日09:53

日差しが強くなり暑さを感じてくる。ロングタイツを脱いで短パンになりたいところだけど、着替える途中で脚が攣りそうなのでそのまま我慢。

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佐々並エイドの名物は、大豆本来の濃い味わいが口に広がってくる佐々並豆腐。。エイドのおばちゃんが、Aゼッケンの選手には特別に2つあげるから食べなさいと差し出してくれる。疲れた胃に優しいお豆腐はありがたい。

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残りゴールまで15キロ弱だけど、ここからが最後にかなり苦しんだ区間。特に、最後の往還道の板堂峠の登り口まで、これでもか!というぐらい国道262号線の延々と続くアップダウンを走り歩かされ、睡魔と暑さも手伝って最後には「いいかげんにしてくれ~!まだ続くのかよ~。。。」と気持ちがキレそうになる。冷静を取り戻して一歩一歩前に脚を出すことだけに集中。自動車も頻繁に通過してくるので、フラフラ蛇行して事故に遭わないように気を引き締める。

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どうにか板堂峠の入り口へ。

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砂利道なので痛い足裏にかなり響く。

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国道を横切り最後の往還道へ。

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今度は砂利道と石畳のコラボなので、いっそう足裏が堪える。ゴールの香山公園までは下りになるけど、全く走ることができないぐらい脚が疲労しているため、最後のゴール前の直線だけでも走れるように最後の余力だけ残して慎重に歩きで下ることに。今まではどんなに脚が動かない時でも、ゴール前になれば不思議と最後の力が出てきて走れるようになるのに、今回は全く駄目でとっても不甲斐ない自分の状態に凄く悔しい気持ちでいっぱい。

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最後の直線の花道に入ってから、残りわずかな力をふりしぼって走りでゴールテープを切ってやると頑張る。沿道の選手への応援が多く久々に目頭が熱~くウルウルとなりながら43時間00分51秒でゴール!後半戦は走り込み不足の影響で約80キロはほとんど歩きで、脚の痛みにかなり苦しんだけどゴールの感動や達成感は格別でした。最後まで諦めないというのが今回のキーワードだったのでとにかく完踏でき、スパルタスロンへの参加資格を得られてよかったですよ。

萩往還の戦績は、140キロ1回250キロは今回で3回完踏でき4戦4完踏なので、今はもう萩往還は卒業してもいいかなぁ~という気分だけど、脚の痛みも完全に癒えてしばらくするとまた来年チャレンジしたくなるんでしょうねぇ。きっと。超長距離依存症はなかなか治らないものかも(笑)。

【完踏率】

A250km-55.6%

B140km-49.8%

C70km-77.1%

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コメント

すっごいっすね~、後半もカレーライス、お饅頭、豆腐!のおいしそうなこと。おつかれさまでしたー、ウルトラマンの友人がいるだけで幸せだわ(笑)

投稿: shobun | 2011.05.11 10:58

こ、これは依存症も末期症状が出てますね。
暗闇の私設エイドではお兄さん一人なのにお手伝の人が見えたり、
後ろのランナーが大きな声で「おーい!そっちは違うよぉ~」って言ったように聞こえたり、
豆腐が2つに見えたりしてるようです。
離脱するにはスパルタスロン療法しか道がないようであります。

投稿: マハロ菊池 | 2011.05.11 16:13

すごい!!
おつかれさまでした。
わたしなんか足元にも及ばないです。

しかしカレーライスおいしそうだなぁ。

投稿: だいもん | 2011.05.11 18:01

>shobunさん
次のエイドの食べ物を楽しみにしていないと、とっても走り歩きできませんぜ。。。

>マハロさん
あぁ~やっぱりかなり重度の依存症でしたか(笑)。

>だいもんさん
100kmや200km走っても、しっかりカレーライスを完食できるような丈夫な胃腸でないとお萩完踏は難しいんですよ。


投稿: ヒロ児玉 | 2011.05.11 21:31

はじめまして。今年萩のAに初参加し、何とか完踏したものです。(ナンバー364番です。)
職場の小冊子に萩の完踏記を書くことになり、他の方の完踏記をいろいろ見ていたのですが、貴殿のブログにいい写真が多いので何枚か拝借させていただいてよろしいでしょうか。また、条件などありましたらお教えください。

投稿: Koike | 2011.11.04 01:03

>Koikeさん
ど~も初めまして!
萩往還は大好きなレースで、僕の超長距離レースの原点でもある大会。来年は、UTMFに参戦するのでどうするか?迷うところです。

写真の件、どーぞご自由に使ってください。
職場の方が、萩往還へ少しでも興味を持っていただければ幸いです。

投稿: ヒロ児玉 | 2011.11.04 21:17

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