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2011.05.06

第23回山口100萩往還マラニック(前編)

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大会名物実行委員長の小野さんが勇退した第20回記念大会に参加してから、その後は「さくら道国際ネイチャーラン」へ2年連続参戦していたので、今回は3年ぶりの萩往還。この大会は、僕の超長距離レースの原点の大会で、250キロという長い距離を、2日間徹夜で、しかもこれでもかと波状攻撃のように苦しめられる悶絶コースの連続で、なんだか寿命を縮められるようなレースだけど、なんとか完踏できてこの大会をステップとしてスパルタへの道が開けた大会でもあります。

人間の脳の構造は、どうやら苦しいこと、辛いことは記憶から積極的に消し去り、楽しいことや感動的なことだけはしっかり覚えていて、より楽しく、もっと感動を求めるようになっているみたいですよね。今回ひさびさの萩路を走ってみて、こんなにしんどかった?と改めて再確認。でも、それだけ苦労した後のゴールでの感動は大きいもの。また、この季節は新緑が鮮やかでとっても綺麗だし、250キロのコースはどこも風光明媚で、維新の志士の歴史の風を感じながら走れるのがいいんです。

震災によるレースの中止で、時間走やフルの大会での走り込みがなかなかできなかったのが不安要素。2日目の勝負どころの143キロ~163キロの仙崎-鯨墓のアップダウンが連続する往復20キロ区間は明るい時間帯に通過しないと、脚が動かなくなってくると、萩の魔物に付け入るスキを与えてしまうので、前半戦は87キロの油谷中学に荷物も預けずにスルーし、レース前に睡眠も十分とっていたので、1日目の徹夜ランでも睡魔に悩まされることもなく、2日目は終始曇り空で気温も低目だったこともあり、3年前より各CPに早目に到着する快調なペース。

しかし、仙崎-鯨墓以降は、明るい時間帯に難所を通過して気持ちに余裕ができたのにもかかわらずに徐々にペースダウン。お風呂休憩ができる175キロの宗頭文化センターへも全て歩きで到着し、30分ぐらいの食事休憩で出るつもりが、しっかりお風呂にも入って1時間半も過ごしてリスタート。188キロ三見駅から195キロ玉江駅までのキモ試し心霊スポットも全て歩きで前半戦の貯金を浪費することに。脚が最後まで持つのか心配になりながらも2日目の徹夜ランになると、強烈な睡魔も襲ってきてフラフラ蛇行する2重苦状態。

ただ、最後の難所である往還道に入ると、登りはキツイけど各コースのランナーが続々走ってきて、特に250キロの選手へは温かいエールを送ってくれるので、精神的にはだいぶ楽になり元気回復。235キロの佐々並から243キロ最高地点の板堂峠の登り口まで、3日目は気温も上昇し照りつける日差しに体力が奪われ、国道262号のだらだらと続くアップダウンに「いつまで続くの!!」と気持ちがキレそうになったけど、なんとか歩きで克服。萩往還のコースはほんといやらしいく最後までランナーを苦しめるようなコース設定。

最後のゴール前の直線だけは走りでゴールしたいと思っていたので、最後の余力をゴール手前に残すために、峠の砂利道や石畳の下りも慎重に全て歩きでしのぎ、沿道の温かい声援の中、レースでは久々に目頭が熱~くなりながら花道を走りで進んでゴール。43:00:51での完踏でした。走後は、少し無理したのがいけなかったのか、まともに歩けないような酷い脚の筋肉痛状態で参りました。こんな状態になったのはひさびさかな。でも、これでまたスパルタへの参加資格もゲットできたので、去年のリベンジに行けるので良かったですよ。ってまたまた懲りずに苦労した記憶が忘却の彼方へ(笑)。。。

■スタート前■

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何回来てもこの香山公園の新緑やつつじ咲く中にそびえ立つ五重塔は美しい。

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説明会の後、ミチヒロさん、テリーさん、pod1さん、モリモリさんと記念撮影。初日は初夏のような暑さ。

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スタート直前に去年スパルタでご一緒したナミさん、ウルトラの御大N野さん、今年リベンジのテリーさんとまだ元気な姿を撮影。わざわざ応援に関西から上野さん、アロハさんが来てくれましたよ。

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僕は、ミチヒロさん、テリーさん、オナリさんと第4ウェーブでのスタート。走り出してすぐに「ヒロさんですよね?」と福岡から参戦の選手が声を掛けてくれる。このブログを見て参考にしてくれていると聞き、もう6年以上も長い間、記事をアップしているけどほんと嬉しいもの。

■前半戦(スタート~俵島98.5km)■

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【上郷駅前エイド(13.2km)】5月2日19:29

最初のエイドに到着。ここでも上野さん、アロハさんが応援。

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【湯ノ口エイド(21.8km)】5月2日20:29

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【下郷駐輪場エイド(27.8km)】5月2日21:10

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【美弥高校前エイド(32.0km)】5月2日21:42

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【西寺交差点エイド(44.0km)】5月2日23:10

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やっとフルマラの距離を超え、このエイドのそうめんでエネルギー補給。休んでいると汗が冷えて身体が寒く感じてくるのでそこそこの休憩でリスタート。

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【CP1豊田湖畔(58.7km)】5月3日01:03

日付が変わりやっと最初のCPに到着しチェックシートにパンチ。上りを歩いている時に見上げた夜空には満天の星が輝いていて、脚の疲れもしばし忘れさせてくれる。

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ここでは、チェックシートに付いている食券でうどんとおにぎりを頂く。胃腸の方も問題なく完食。この辺りまでミチヒロさんと並走し、テリーさん、オナリさんは少し後ろに続いている。

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給水は大会参加賞のステンレス製の蓋付きカップで行う、紙コップ無しのエコ大会。カラピナが付いているのでリュックに取り付けられる。別にマイコップ持参でもOK。僕は、後半戦にカラピナの留め金が外れてしまった。

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【俵山温泉エイド(67.1km)】5月3日02:30

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【新大坊エイド(80.1km)】5月3日04:18

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【海湧食堂(87.2km)】5月3日05:25

二回目のチェックシートに付いている食券で食事が出来るエイド。150m先の油谷中学に荷物を預けて着替えができるが、僕は今回は寄らずに行くことに。

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以前このエイドは、おかゆが名物だったけど、中華丼風になっていた。これも全て完食。ただ、湿度が高くかなり汗をかいているので、水分も多めに摂ることになりこの先、胃腸がちょいと心配。念のために胃薬を飲んでおくことに。これから前半戦の最大の難所であるアップダウンの俵島へ。

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【CP2俵島(98.5km)】5月3日07:22

すっかり夜も明けて1日目の徹夜ランも終了。かなり脚は重たくなってきたが、曇り空で気温もそれほど高くなく走り歩きには絶好のコンディション。チェックシートに2つ目のパ~ンチ。

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以前は、俵島周回コースは時計回りでも反時計回りでも良かったけど、今は時計回りがルール。途中のCPでの折返しは失格。

■中盤戦(川尻岬~立石観音~千畳敷~仙崎公園-鯨墓往復~宗頭175km)■

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【CP3川尻岬(107.8km)】5月3日08:47

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沖田食堂では食券でカレーを注文。萩往還は普通のウルトラの大会と比べてエイドの間隔が長いので、食事が出来るところではしっかり補給しないと、ここから中盤戦の最初の難所である延々と登りが続く千畳敷になるのでガス欠になることも。

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【CP4立石観音(117.7km)】5月3日10:23

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日本海は少し波が高く荒れている様子。

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千畳敷の頂上まで立石観音から約8キロなのに、ほとんど歩きになるので倍ぐらいの距離に感じる。モブログしながら走り歩きする余裕も無くなってくる。

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【CP5千畳敷(125.4km)】5月3日11:50

やっと千畳敷CPに到着しチェックシートにパンチ。ここでも上野さんが移動応援で待っていてくれ、元気をもらうことに。

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天気が悪く遠くの美しい景色が見渡せなかったのが残念。

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千畳敷を後にして長い下りになる。いつもはガンガン飛ばして下りるが、脚がかなり重たくてユルユルと省エネ走行。

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【日置エイド(131.1km)】5月3日12:49

以前のエイドから場所が変わっていた。元気な中学生のボラさんからカップ麺を頂く。

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【仙崎公園往路(143.3km)】5月3日14:49

さて、仙崎公園エイドに予定より20分も早く到着。中盤戦の第二の難所で海上アルプスと言われるぐらいの青海島地獄の?アップダウンの鯨墓往復約20kmを、明るい時間帯に通過できればかなり精神的に楽な展開になってくるので気合入れて臨むことに。

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入り口である青海島大橋。

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この長~い上り下りには、初めて参戦した時は涙目状態で走った記憶が。。。

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夏蜜柑の源林。

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【CP6鯨墓(153.8km)】5月3日16:26

CPは漁港の一番奥に位置しており、なかなか到着できずにイライラ状態。ただ、折返しコースなので、お互い疲労困憊でもあるけど選手とすれ違えてエールの交歓をしながらCPへ到着。

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エイド休憩も早めに切り上げて復路へ。途中の食事が出来る静ケ浦キャンプ場は往路復路どちらで立ち寄ってもOK。僕は復路で立ち寄りエネルギー補給。

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【仙崎公園復路(163.9km)】5月3日18:09

エイド休憩も含めて往復約20キロを3時間20分で地獄の悶絶コースをやっと通過し、これから宗頭文化センターへ。徐々に日が暮れる時刻になってくるので、ヘッドライトをまたまた準備して2日目の徹夜ランへと突入。

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【宗頭文化センター(175.7km)】5月3日20:24到着。21:48出発

ここにくる途中、新潟から参戦のランナーと話しながら全て歩きで到着。いやぁ~なかなかセンターの灯りが見えずに高ストレス状態に。約12キロを2時間以上かかっている訳で疲労も溜まる一方だし、ほとんど走れなくなってきた。大汗をかいているので、ここで預けて置いた荷物を受け取りお風呂へ入りサッパリしてから食事。約15分だけ2階の仮眠室で横になり、自分の気持ちを奮い立たせて再スタート。

【次回へとつづく】

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コメント

おうどん、おにぎり、中華丼にカレーライス、いいっすねー、炭水化物はエネルギーだ!って、美しい風景の写真のおかげでもありますねー、自分も走って食べた気になります(笑)

投稿: shobun | 2011.05.07 12:42

たくさんの写真。楽しそうだなぁ。萩往還のステンレス製の蓋付きカップほしいなぁ。  いやいや、ホントはすごく苦しいはずだ。だまされないぞ。 まだ出ないぞ。きっと、もしかして来年は・・・・。う~ん、良いなぁ。

投稿: tanubou | 2011.05.07 21:41

>shobunさん
今度は大会に参加して実際に味わってみて。
GWの萩は初夏のような天気だったけど、東京は
いまいちですねぇ。

>tanubouさん
正直、お薦めはできない大会。キツイので(汗)。
でも、一度体験してみてもいいのでは。
まずは140キロですね。


投稿: ヒロ児玉 | 2011.05.07 23:07

ヒロさん
お疲れ様でした。さすがです。
超ウルトラではかないません。
自分もスパルタ・さくら道と36時間
以内に完走できたので、今回は自分に
期待してましたが、完踏するのがやっ
とでした。萩往還恐るべしです。

投稿: ミチヒロ | 2011.05.09 17:55

>ミチヒロさん
萩往還お疲れさまでした。
ほんと何度走っても、お萩はキツイコースだし、午後6時スタートで2日間徹夜走行がいやらしいよね。難易度として萩往還>スパルタ>さくら道かな。

投稿: ヒロ児玉 | 2011.05.09 21:34

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