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2009.05.01

2009さくら道国際ネイチャーラン その3

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【レース翌日、岐阜県郡上市合併記念公園での桜の木の記念植樹】

この大会の楽しみは、レース前日の開会式や、レース翌日の記念植樹、閉会式&表彰式にパーティー等の各種イベントが盛り沢山なところ。表彰式では上位選手から順番に独りずつ名前を呼ばれて檜作りの立派な完走盾の授与があり、最後に完走者全員壇上で記念撮影。残念な結果に終わった選手は、後ろの席で寂しくその光景を眺めるだけになる。パーティーは立食形式で、レース中に知り合った海外のウルトラランナーと交流を深めたり、普段なかなか会えない国内選手と親睦を深めるチャンスでもある。

■第3CP(172.6km)・夜明け・難所の五箇山■

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NO.34エイド(172.6km)第3CP(制限時間24.5時間)白川村「道の駅」白川郷に4月19日(日)4:21に到着。このCPまでの所要時間は、スタートから22時間15分。貯金は2時間15分。さすがにこの時間帯になると疲労も増し、睡魔が襲ってきてフラフラ状態での走行になり、眠気対策でブラックガムやフリスクを口にしながら走るけどどうも解消せず。前後にランナーの姿も確認できず、気温も下がってきて吐く息が白くなる。岐阜と富山の県境付近はトンネルが多くなり、トンネル内で後方から車がやって来た時は、フラフラしていると危ないので立ち止まって車をやり過ごしてから走り出すという感じ。ひるがの分水嶺から下り基調のコースなのでまだ走れるからいいが、きつい上り坂などがあり歩きになったら我慢できないほどの眠気でもっと苦しんだかも。

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やっと辺りも明るくなり睡魔も峠を越え、遠くに残雪が残る山並の景色が確認できるようになると精神的にだいぶ楽になってくる。この付近の国道156号は、富山県と岐阜県のちょうど県境を通っているみたいなので、標識も富山県と岐阜県の表示が交互に出てくるところ。

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NO.36エイド(183.7km)岐阜県白川村関西電力前に4月19日(日)6:04に到着。昨日名古屋城を6:06にスタートしてからここまで約24時間経過。24時間走ならここでレース終了なんだけど。。。さくら道では、どこのエイドでも身に付けているもが不要になったらゼッケンを言って返却できるので、ここでライトをエイドに預け少し身軽になり、気合を入れ直して再スタート。

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NO.37エイド(186.6km)富山県南砺市「道の駅」上平に6:25に到着。ここでず~っと先行していたkotomi&naoちゃんにやっと追い着く。その後、第4CPまで一緒に走ることに。

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余裕の笑顔の表情で朝ごはんを食べているnaoちゃん。いやはやこちらはヘロヘロなんだけど。。。これからさくら道のコースを知っている二人に付いて難所の五箇山越えへ。

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さていよいよ五箇山への看板が。

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東海北陸自動車道の高架をくぐると左手に菅沼合掌集落が見えてくる。

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NO.38(194km)富山県南砺市皆葎地下前P7:28到着。ここのエイドでは、全選手のエイド通過タイムおよび順位、リタイア情報がボードに大きく張り出されていて、アロハさん第1CP、ファンタジスタさん第2CPでリタイアしたことを初めて知る。う~む、ゴールまで残り56キロ。初参加では、これからのコースがどういう状況なのか皆目検討がつかないので、まだ完走している自分のイメージは全く見えてこないけど、彼らの分まで頑張らねば!!と闘志が湧いてくる。

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太陽も出てきて快晴でまだ吹く風は冷たいけど、昨日より暑くなりそうな天気。遠くに見える山の先が目指す金沢市内か?

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NO.39エイド(198.1km)富山県南砺市五箇山タクシーに8:09に到着。日差しが出てきたのでロングパンツとグローブをここで返却し、Lエイドなので軽食を頂きながらしばらく休憩。何を食べたか記憶になし。

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五箇山タクシーエイドを出て国道156号を進むと、すぐのヘヤピンカーブを左手に曲がりここから国道304号となりピークまで約5キロの急勾配の上り坂が続く。

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振り返るとまだ雪景色の雄大な山並の光景が視界に入ってくる。

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普通の状態だったら走って上れないこともないけど、もぅ~大腿四頭筋がちぎれそうなぐらい悲鳴を上げているような状態なので全て歩き。

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頂上から下ってきた本部車から声を掛けてくれる。

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名古屋市内からず~っと車で移動しながら知的障害者でありながら頑張っている選手を応援をしていたグループが、その選手と僕がペースがほぼ同じだったこともあり、ついでにいつも名前を呼んでエールをもらい有難かった。ゴール手前では、花束なども頂てしまいありがとうございました。

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夜間走時と比べ、雄大な景色を眺めながら歩いていると脚の痛みも多少は和らぐもの。

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NO.40エイド(202.8km)富山県南砺市梨谷トンネル手前に9:05に到着。五箇山の急坂を約1時間かけてピークのこのエイドまでなんとかたどり着く。独りで歩いていると精神的に辛いし結構時間的にも長いが、3人で話しながら来たので助かった。五箇山までは全て走ってきたので、約1時間の歩きで少しは脚の筋肉の疲労回復になった気がする。このエイドを出ると急な下りが続き、全長812mの梨谷トンネル、全長3.2kmと恐ろしく長い五箇山トンネル越えのトンネル地獄へ。

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NO.41(207.6km)富山県南砺市五箇山トンネル出口Pに9:46に到着。ゴールまで残りはフルマラソンの距離になる。五箇山トンネル内の両サイドの歩道は、一段高くなった高さ約50cm幅約1mのガードレールなどないコンクリートのひな壇部分を走るので、脚を滑らすと車道へ落ちてしまうような心許なさ。所々地下水の水溜りが途中にあり走りにくいし、トンネル内は車の排ガスで空気も悪く気分が悪くなるし、正面から冷たい風が吹いてくるので身体が冷えて参った。

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五箇山の上りを歩きでしのいだおかげで脚がとっても軽くなり、下りをいいペースでしばらく走ると応援メッセージを持って待機してくれていたコーチ&きのこさんの姿が見えてくる。3年連続金沢から車で応援にきているとのこと。いやぁ~仲間の応援は嬉しいし、元気が出るもの。

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お礼を言って先を急ぐことに。

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金沢まで40kmの標識が見えてきて、さくら道最大の難所も無事通過したので後はひたすら兼六園を目指すのみ。

第4CP(212km)からゴールの兼六園へ

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NO.42(212km)第4CP(制限時間30.5時間)富山県南砺市 大鋸屋 に4月19日(日)10:12に到着。最後のCPにたどり着き、ここまでスタートから28時間06分経過し、貯金は2時間24分に増え、残り38キロを全て歩いても制限時間内にゴールできそうだけど、五箇山のピークからの下りを、調子こいて早目のペースで下ってきたので、脚全体が針で刺されたように痛むのでまだまだゴールがしっかり見えない。ゴールタイム目標を設定した方が気持ちがキレずにモチベーションも上がりそうなので、34時間切りを目指して頑張ることにする。

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下り坂が終わり単調なフラットなコースを走っていると、前夜金沢入りしコースを逆走しながら応援ランにきてくれたpayutaさんと遭遇しパワーをもらう。もう少しで左にエイドがあると言われると、何気に脚に力が入ってくる。

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NO.44エイド(223.4km)富山県南砺市「道の駅」福光に11:49に到着。

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エイドで待機してくれていた仲間に再度気合を入れてもらうが、かなり暑さが堪えてきて下りで飛ばしたツケで疲労がピークの状態に。。。闘志は桜のように満開だけど、脚が重たく自分の言うことを聞いてくれなくなるがもう少しの辛抱。

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NO.46エイド(232.5km)石川県金沢市たけまた友愛の家に13:13に到着。やっと石川県に入る。富山県と石川県の県境のダラダラなアップダウンがボディーブローのように効いてくる。

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またまたゆるくて長~く、いやらしいアップダウンコースが延々と続くので、いい加減に気持ちがキレそうになり歩きたくなってくるが、ここはぐっとこらえて走りで克服。とにかく早くゴールして楽になりたいとう気持ちだけで脚を前に動かす。

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だらだらのアップダウンもやっと終わりクライマックスの金沢市内へと入る。

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NO.48エイド(242.8km)金沢市荒木建設に14:34に到着。ここが最後のエイドでゴールの兼六園まであと7.2キロなのでもうひと踏ん張り。エイドを出て街中を走るが、前後にランナーの姿は全く確認できず、信号待ち休憩がやたらと多くなる。兼六園の標識が何度か出てくるけど、なかなか入り口が見えてこないので、もしやコースを間違えたのかと少し心配になってくる。

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大会スタッフのピンクのジャンパーが見えてきて、コースアウトしていないこと事が分かり、兼六園のゴールまでの最後の短い坂道を、どこにそんな余力が残っていたの?というぐらいのスピードで駆け上がる。

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ゴール手前で女子1位のY子さんとタッチ。

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やっと兼六園までたどり着けてよかった!ただ、佐藤桜は何処にある?さくら道は佐藤桜にタッチして正式なゴールになるので辺りをウロウロと探す。

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なんとか無事に佐藤桜にタッチでき、33時間24分にて感激のゴール。いやぁ~長かった。。。最後の40キロからは、かなりシンドイ思いをして走ってきたけど、ゴールするとそんな辛さも喜びに変わるからほんと不思議なもの。なんとか一発完走できて良かった。ゴール前のエイドで、小さな缶ビールを頂いて一気に飲み干した時の味は、暑さが厳しかっただけに最高に美味かった!ただ、その後頭がフラフラ状態に。。。

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ゴールしたランナーは、荷物を受け取った後、このいかつい風貌の自衛隊車で近くの一時休憩所である金沢白鳥路ホテルまで移動し、ゆっくり温泉に浸かって汗を流し疲れを癒せるのでとっても有難い。ホテルからは大会バスで、今夜宿泊する予定の大会本部がある岐阜県郡上市内の民宿まで強制送還。

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その4へまだつづく

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コメント

つづく…とあると、まだまだレポートが読めるとワクワクしますね♪
レース編はここまでだと思いますが、とってもキツそうな大会をヒロ児玉さんはいつも確実にゴールされるので、流石だなぁ〜と尊敬してしまいます。おかげで全コースのレポが読めるので嬉しいです!
本当に完走おめでとうございます☆
もう疲れはだいぶ治まりましたか?

投稿: ☆ユリラックマ☆ | 2009.05.01 06:13

スパルタスロンの時と同じ、またまたレース詳細を読み返すことが出来てほんと嬉しかった!
俺は完全に歩きモードに入っちゃった五箇山以前は無我夢中であんま覚えていない、、、(汗)
唯一、荘川桜は印象に残っていた。
こんなコースを走っていたんだね、、(笑汗)

投稿: zephiyama | 2009.05.01 09:03

後半の様子が理解できました。ありがとうございます。

★祝完走★

投稿: aloha!moana | 2009.05.01 15:24

>☆ユリラックマ☆さん
もうちょいレポは続きますよ。
今まで幸運にもレースでリタイアしたことがないのが、
決してタイムは早くないけど勲章ですよ。もう2週間
経つので、萩も走れそうなぐらい脚は完全回復!

>zephiyamaさん
レース後は、来年はもぅいいやぁ。。。なーんて思ってましたけど、レポ書きながらレースを振り返っていると、不思議とまた挑戦したくなってきますよ。あっ、
来年開催されればの話ですがね。どうなるさくら道?

>アロハさん
名古屋市内は暑かったし、単調な街中コースだったので、かなりキツかったけど、後半戦のコースは、残雪の山並を眺めながら走れるので気分良かったかな。脚は
痛かったけど。。。


投稿: ヒロ児玉 | 2009.05.01 21:03

遅くなりましたが、完走お疲れ様でした。
萩、スパルタスロンと来て、もう走るレースがなくなってしまうのでは?
詳細なレースレポート、堪能させていただきました。
しかし、すごいレースですね。

投稿: RASCAL | 2009.05.10 08:48

>RASCALさん
どーもありがとうございます。
さくら道で、3大ウルマラレースをなんとか完走できたので、今後の挑戦をどうするか?まだまだチャレンジ精神を刺激されるレースはあるので、しばらくは仕事最優先でじっくり考えます。

投稿: ヒロ児玉 | 2009.05.10 23:09

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