2009さくら道国際ネイチャーラン その2
■大会運営の素晴らしさ■
「さくら道国際ネイチャーラン」に今回初めて参加してとっても感心したことは、大会運営の素晴らしさ。コース上では常に20台の本部車、監察車などの車両が往復していて、エイドからの情報を基に全選手の現在位置や健康状態を車で追いながら正確にチェックし、コース途中で姿が見えなくなった選手の捜索車両が出ていたぐらいなので、ランナーの安全面等にかなり神経を使ってくれていた。これは、参加者100名だから可能なのだろうけど、初めて走るコースでも安心してレースに集中できる。エイドでは、選手のCP通過タイム、順位やリタイア情報がリアルタイムにフィードバックされていたので仲間の状況がすぐ分かり有難かった。
参加選手100人に対し、ボランティアさんは800人。固定エイドステーション47ケ所のボランティアさん達は、どこのエイドでも皆、笑顔で元気にランナーを送り迎えてくれ、気配りが行き届いた温かいサービスはとっても嬉しかった。あまり辛い表情や弱音を吐けなくはなったけど(笑)。エイドでは、今後に活かすために、選手が選んだ飲み物等をチェックしていた。沿道の応援が皆無の深夜に、寂しく単独走をしている時は、大会車両が通りかかると必ず減速して車からエールを送ってくれるのも、一瞬のコミュニケーションで脚の疲労も忘却の彼方へと過ぎ去り、気分がとても和むもの。
さくら道のコースは、愛知から岐阜-富山-石川と4県にまたがり日本列島を横断する250キロの道程はハードで精神的にも辛い単調なコースも多く、制限時間も36時間と短いタフな設定。それにも関わらずにリピーターが多いのは、大会スタッフやボランティアが一体となり、少しでもランナーを気分良く、しかも安全に走らせてあげようと皆で盛り上げてくれる大会だからでしょうね。
■長良川、NO.13エイド(67.2km)~第1CP(106.9km)■
さくら道のコースはとにかくトンネルが多く、正確に数えたわけではないけど大小合わせて20ヶ所以上。昼間は車がビュンビュン走行ている脇を走ることになるが、明るいので左を走っていれば問題ないけど、怖いのは夜間走時。車の通行量は少ないが、深夜に後ろから轟音が聞こえてきたら、睡魔でフラフラしていたらとても危険なのでしっかりと覚醒すること。
全線開通した東海北陸自動車道の高架下を走り、単独車両がたまに通過する長良川鉄道と平行しているコースの国道156号を走ると岐阜県美濃市から郡上市美並町へ。
NO.13エイド(67.2km)「道の駅」美並に13:36に到着。
12エイドから13エイドまでの区間距離が7.1キロと長かったのでここでは約2分間休憩。イチゴやオレンジなどの柑橘系フルーツでクエン酸を補給し疲労回復につとめる。36時間の制限では、47ヶ所あるエイドのたびにまったりとエイド休憩していたらかなりのロスタイムになるので、基本的に1分以内と決め、4ヶ所のCPでも長くて15分以内の休憩で行くつもり。
長良川の水質はとても澄んでいて、豊富なマイナスイオンを浴びているような爽快な気分になる。
緩い上りを走っていると、現在の気温23度の表示が見えてくる。体感的にはもう少しありそうだけど、スタートから終始向かい風の微風が吹いているので助かる。
NO.15エイド(77km)美並町福手宅Pに14:50到着。エイドの表示は、海外選手もいるのでkmとmile表示。超長距離レースでは、後半になり心身とも辛くなってきた時は、とにかく次のエイドをまず目標にして歩を進めるので、次のエイドまでの距離が分かると有難い。
いいペースで後ろからやって来た愛知県のランナーが「暑いけど後1時間もすれば気温も徐々に下がるのでもう少しの我慢!」と元気に声を掛けてくれる。その後、エイドで度々遭遇することになり、レース後の白鳥町の民宿も一緒だった。
NO.16エイド(81.4km)八幡町いたち坂パークに15:26に到着。スタートから9時間20分経過。スパルタスロンの時は、最初の大きな関門がある同距離のHELLASCAN(81km)までの通過時間は8時間59分。今回は約20分遅いけど、スパルタは、関門閉鎖時間が9時間30分だったので、最初か意識的に飛ばしたもの。さくら道の前半戦名古屋市内は信号待ちがかなりあったのでこんなもんでしょう。このペースなら106キロ地点の第1CPの白鳥に夕方6時30分には到着できそうなので、貯金は1時間30分は作れそう。スパルタはエイド毎に制限時間があり、終始忙しないレース展開だったが、さくら道は関門がたった4ヶ所だけに、時間に追われることもなくマイペースで走れるので気分的には楽かな。
長良川沿いのトンネルも、ちゃんと歩行者用の歩道があるところも。
NO.17エイド(85.3km)を通過しコースは左折に。去年のスパルタで序盤戦に一緒に走ったY本君とすれ違いちょっと話しながら並走。「なんでヒロ児玉なの?」と聞かれたのでハンドルネームの由来を走りながら話す。この時は、まだまだ元気な表情だったけど、第1CPでリタイアした事を後で聞いてとっても残念。
夕方6時近くになり徐々に太陽も山影に沈んでいく時間帯。
第1CPに近づいてくると、ボーイ&ガールスカウト君達が途中まで並走してれる。「名古屋から金沢まで250キロを走るなんてヘンでしょう?」と聞いたら笑っていた。カメラを向けたら恥ずかしがって横を向かれちゃった(苦笑)。
NO.21エイド(106.9km)第1CP(制限時間14時間)白鳥町白鳥ふれあい広場に4月18日(土)18:37分に到着。日も落ちて辺りは薄暗い。ここまでの所要時間は、スタートしてから12時間31分なので、貯金は1時間29分とほぼ予定通り。西野さんがここで待っていてくれて、先行しているZEPさんや、kotomi&naoちゃん、後ろを走っているアロハさん、ファンタジスタさんの状況を教えてくれる。ZEPさんはかなり快調に走っているとのこと。
このエイドで、夜間走用のヘッドライトを装着し、ウインドブレーカーの上下を着込み、首にはタオルを巻く。ソックスを脱いでワセリンをたっぷり足先に塗り直しソックスも新しいものに履き替える。足先は摩擦水泡や黒爪など全くできておらずどこにだしても恥ずかしくないぐらいきれいなもの。さすがに脚全体はかなり重たいけど、深刻なダメージもなし。
温かいトン汁を頂き、おにぎりが食べたかったけど置いてなかったので、外人選手用のハムサンドを胃袋に流し込む。ここまで、暑いので水分をかなり摂りながら走っていたが、胃腸の状態も問題なくエイドではバンバン補給。なんやかんやで約20分も時間が経ってしまったので、エイドのボラさんにお礼を言いながら急いでリスタート。
■夜間走・ひるがの分水嶺・荘川桜(112km~143km)■
NO.22エイド(112.5km)道の駅白鳥に19:40到着。ここのエイドのおじさんが、ビールあるよ!という甘~い言葉に負けて1杯だけ頂く。う~む、ウマイ。元気回復。コースを走っていると、たまに沿道にライトアップされた桜を楽しめるポイントもあり。
白鳥町の第1CP(106.9km)からひるがの分水嶺(128.4km)までは徐々に緩やかな上り基調になるが、勾配はそれほどキツくないので問題なく走れる区間。気温は下がってきたけど、走っていれば腕まくりしないと暑くなるような気温。夜間走は集中して走れるので距離を稼ぐつもり。睡魔に負けなければ。。。
NO.25エイド(128.4km)岐阜県高鷲町ひるがの高層湿原植物園に22:08に到着。このエイド付近がコース最高点。前夜祭の「世界の山ちゃん」でお会いした大会スタッフのマッサージの先生がエイドで待機していたのでお願いする。今まで専門のスポーツマッサージなど受けたことなく、この時が初体験だったけど、あまり痛みもなく重たい脚もスッキリしリフレッシュし、やっと半分の距離を超えたので気合を入れ直して次のエイドを目指すことに。
前後に選手のライトの光も確認できず単独走。岐阜県郡上市から高山市へ入り、自分のライトだけが頼りの寂しい漆黒の闇の中を黙々と走るが、たまに夜空を見上げると満天の星が輝いていてとてもきれいで癒される。
暗闇の中に突然ライトアップされた荘川桜の2本の巨木が視界に入って来る。旧国鉄バスの車掌、故佐藤良二さんが太平洋から日本海までさくらのトンネルでつなごうという夢を抱いたきっかけになった桜であり、その遺志を受け継いださくら道国際ネイチャーランのルーツでもあるのがこの荘川桜。レースに臨むにあたり絶対に見てみたかった桜の木。深夜なので後ろの御母衣湖は確認出来ず、残念ながらこの時はまだ大半が蕾状態だったけど、移植されたのにも関わらず見事に蘇り、毎年花を咲かせているその生命力や存在感に圧倒され、自分もまだまだ頑張れるだろうと元気が湧く。
NO.28エイド(143km)第2CP(制限時間20時間)荘川町荘川桜に4月19日(日)0:11に到着。スタートしてから18時間11分、貯金1時間49分。
このエイドでは、第1CPで食べられなかったおにぎりがしっかり用意されていたので、熱々のポタージュスープと一緒に頂く。やっぱり日本人はお米がパワーの源。
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その3へつづく
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コメント
第一CP白鳥町を18時間帯とは。
アロハは関門時間20時06分を3分前に通過したが、やはり○野さんがいたよ
さすがにリタイアする覚悟だったが、はっぱをかけられふたたびスタートしてしまった!
真っ暗だったよ!泣
投稿: aloha!moana | 2009.04.28 06:34
>アロハさん
そりゃ~今回は、数少ない勝負レースなんで気合入れて
走ったので。途中のエイドで西野さんから第1CP3分
前通過の情報聞いてましたよ。きっと後半挽回すると思っていたけど残念でしたね。
投稿: ヒロ児玉 | 2009.04.28 23:02