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2008.05.10

第20回山口100萩往還マラニック(250km) 完踏記 その2

■暑さ厳しい難所の俵島~千畳敷~鯨墓■

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油谷中学で汗で濡れたウェアーを着替え、去年苦しんだ足先の摩擦水泡対策でソックスを脱いで足の指先にたっぷりとワセリンを塗り込みます。徹夜ラン明けの少しぼ~っとした重苦しい頭でレース2日目の朝を向かえ、これから第1CPの俵島を目指すことに。

油谷湾は朝日を浴びてキラキラと輝き、遠くの山並みがくっきりと望め青々とした棚田とのコントラストがとてもきれい。これから走る萩本番コースは、ゆるいアップダウンが続き寝不足の疲労した身体にはとても辛いコースだけど、山口県の北長門海岸国定公園沿いの景勝地を巡ることになるので、美しい景色を眺めながら走り歩きすることを楽しみに先を急ぎます。

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すでに俵島でチェックを済ませてCP2川尻岬へ向かうzephiyamaさんとすれ違い。前半から快調なペースで走っていてかなり元気な様子。

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しばらくして萩を知り尽くしているファンタジスタさんも俵島から余裕の表情で戻ってきました。あ~もうチェック済ませて行くなんて羨ましい。

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きつい上りは歩きで体力温存作戦。というか走れない。。。この辺りで100km弱13時間以上も走っているのでこれからは上りは基本的に歩きで克服し、平坦&下りは走るということに。

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【5月3日午前7時32分 CP1俵島(97.8km)に到着】

青い海にちょこんと浮かぶかわいい俵島。まっさらなチェックシートの一番最初にパ~ンチ。海湧食堂から次の食事ができるCP2川尻岬の沖田食堂まで20キロ以上ありその間エイドもなく水分補給だけなので、沖田食堂でカレーライスを食べることを楽しみに休憩もそこそこリスタート。

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「冷たいビールをくれ!」俵島へ向かうアロハさん発見。

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萩250初参戦のこじろうさんもやって来ました。

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【5月3日午前8時47分 CP2川尻岬(107.2km)に到着】

今回、暑さ対策で持ってきた秘密兵器が頭に被っているこのキャップ。マハロさん曰く、通称「旧日本陸軍風戦メリキャップ」。小銃を持たせたらいかにもですよね。これ、いまいちカッチョ良くないので今まであまり好きではなかったけど、スパルタの灼熱地獄での気象条件下では見た目なんて気にしていられないので購入。フードが直射日光から後頭部や首すじを守り体温上昇を防ぐ役目を果たします。チタンコーティングされているので太陽光線を反射し、キャップ部はメッシュになっているので通気性もいいんですよね(CW-Xランニングキャップ)。

大会2日目の5月3日は、朝から容赦なく太陽が照りつけ5月だというのに午後には初夏のような気温にまで上昇したので、これを被って終始走ったけど、手足は日焼けで真っ赤になるも、首すじや耳は全く日焼けせずでしたよ。

沖田食堂ではカレーライスをもらいデザートにはソフトクリームでシメました。去年はここで宮古で痛めた左膝が素直に言うことを聞いてくれなくなったので、ボランティアの方に痛み止めをもらってその後はなんとか走れるようになったけど、今回はもちろん脚は重たいながら変な痛みは全くなし。ただ、依然軽い眠気は断続的に襲ってくるのと、暑さが気になりだし脱水防止でこまめに携帯しているボトルで給水。

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斜面地に広がるのどかな雰囲気の棚田がとてもきれい。5月は時期的に一番緑の色が鮮やかでいい季節です。暑くなければ。。。

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コースから見下ろす紺碧に澄んだ日本海もなかなの眺め。コースは起伏が激しく脚には辛いけど、山あり海ありと景色はすごく楽しめます。

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【5月3日午前10時27分 CP3立石観音(117.3km)に到着】

スタートしてから3つ目のCPを16時間強で通過。これから約8キロ先の延々と登り坂が続く千畳敷頂上を目指す前に、CP前の売店の自動販売機で冷たい炭酸飲料を買って一気に飲み干して一息つきます。

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上りはじっとりと汗をかきながらただただ黙々と歩きつづけていると、腕はあまりよろしくない催眠術士にだんだんと眠らされていくかのように身体が蛇行してフラフラとしだしてくる。いかんと眠気を振り払うために走りで上ろうとするけど、脚が思うように動いてくれないのでまた歩きを何度も繰り返していると、かなりの時間とエネルギーを費やしているのに距離は稼げなく、強い日差しに疲労感だけが増していくような感覚。

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眼下にはさきほど通過したCP3立石観音付近が望め、約1時間かかって千畳敷の頂上へもう少しの所。

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去年までのコースはこの看板のヘヤピンカーブを左折して急勾配だけど短い上りを過ぎれば展望台だったけど、今年はコースが変更になり先に白線が引かれていました。

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新しくできた舗装路は勾配もキツくうんざりするぐらい延々と続くような長さ。。。

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【5月3日午後12時4分 CP4千畳敷(124.8km)に到着】

いや~約8キロを1時間30分以上もかかって汗だくになりながら上りきり千畳敷のCPに到着しやっとお萩のハーフ地点。でも、ここから一望できる景色は天気がいいので遠くの島々までしっかり見渡せて最高!しばし脚の疲れも忘れられます。

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チェックシートにパンチしたらすかさず売店でソフトクリームを調達。写真撮るまで待てなくてこらえ性がないんですよ。千畳敷の売店のソフトは濃厚なお味でとってもうまいんです。しばらく芝生の上に寝転がってぼ~っとしていると、とても心地良かった。この時は眠気の波は去っていたみたいでこのまま寝込まなくて良かったけど。

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千畳敷まで延々と歩いていたので脚の疲れも多少抜け、今度は西坂本エイドまでの下りを走りで駆け下りて行きます。

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【5月3日午後12時56分 西坂本集会所エイド(129km)に到着】

今年も長門市立日置中学の生徒達がランナーへ元気なエールを送ってくれてお世話してくれました。

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ここでカップラーメンをご馳走になり、地元産のコスモスの種のお土産をもらいます。昼過ぎになって強い日差しが照りつけてきて日向でじっとしてカップ麺を食べているとめまいがしてきましたよ。冷たいそばにすればよかった。ってそんなのたぶんなかったか。

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黄波戸峠を越え、長門市内を抜けていよいよ去年もっとも悪戦苦闘しもぅ~二度と走りたくないと涙目状態で真剣に思った仙崎公園から青海島の鯨墓往復20キロ地獄の悶絶コースへ。

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【5月3日午後3時9分 仙崎公園(往路142.7km)に到着】

去年同様にチェックシートと給水ボトルだけ持ち、リュックはここに置いて、あぁ~またしんどい思いをしないといかんのかと、ちょっと暗い気持ちになってきたので気合入れ直してCP5鯨墓を目指すことに。去年はご近所のことみ選手、御殿場のウルトラランナーと3人でこの区間を走り歩きできたので助かったけど、今回は独り旅。

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細部までは覚えていないけど、一度走ったコースで心の準備はできていたから、去年より多少は楽に攻められるかと思っていたけど、やっぱりアップダウンの波状攻撃には手こずりなかなかCPにたどり着かなく気持ちだけが焦ってくる。

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復路を走ってくる仲間に元気をもらい、やっと漁港の先にくじら資料館を見つけてほっとした気分。

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【5月3日午後4時54分 CP5鯨墓(152.9km)に到着】

チェックしてここから折り返して仙崎公園エイドに帰ります。去年より約30分早く着きましたよ。

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復路で静ケ浦キャンプ場に寄って休憩。

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ここでは食券でうどんを注文し、いまいちお腹は減っていなかったけど無理やり完食。萩往還のレース中のちゃんとした食事ができるエイドではカレーライスかうどんどちらかをよくも飽きずに食べていたもんです。 エイドを後にしコースへ向かう途中でクニリンとバッタリ。かなり脚が痛そうな様子でした。

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【5月3日午後6時35分 仙崎公園(復路163.1km)に到着】

エイドで荷物をチェックしていたら、実家が山口で今は旦那さんの仕事の関係で鳥取在住のカメkayoさんがまたまたサプライズ応援に来てくれていたのでパワーをもらいました。去年は千畳敷で応援してもらい、翌日70キロの部に参戦していて明木市過ぎに遭遇したんですよね。大会2日目の難所である俵島、千畳敷、青海島をなんとか克服し、休憩もそこそこまだ明るいうちに宗頭文化センターへ歩を進めます。

■気がゆるんで危なかった宗頭■

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【5月3日午後8時34分 宗頭文化センター(174.7km)に到着】

仙崎公園から宗頭への出だしのルートは、日が落ちると真っ暗闇で分かりずらいので、去年は福岡から参加のベテランウルトラマンにリードてもらったけど、今回は迷いやすい区間をまだ明るい内に通過でき、日没後もライトを頼りに白線を確認しながら迷わずに行けました。仙崎から宗頭の区間距離11.6kmを約2時間かけて去年より約1時間早く到着。1時間ぐらいで出発するつもりが、預けて置いた荷物を受け取り、昼間かなり暑く汗だくだったので入浴後に着替え。食事等していたらあっという間に1時間経過。。。

入浴時に恐る恐る足の指先をチェックしてみると、黒爪やマメも全くなく、どこにお嫁にだしても恥ずかしくないほどキレイな足で一安心。去年は指先にぼこぼこ摩擦水泡ができていて、ここで針を刺して応急処置をしたよね。今回は、脇の下や脇腹、Vゾーンにもワセリンをたっぷりすりすりしていたので、全くどこも肌スレによる擦り傷もなしでした。

大会前に少々寝不足気味だったので、初日の夜間走時から眠気に悩まされていたこともあり、睡魔との闘い本番である2日目の深夜ランに備え30分ほど仮眠をするために今回は正規の仮眠所で携帯のアラームをセットして横になった瞬間に深い眠りの世界へと入り込みました。アロハさんからの携帯の着信音で目を覚ますと1時間も寝ていたことに気付き飛び起きます。いやいや危なかった~。携帯が鳴らなかったら多分朝まで熟睡していたでしょうね(汗)。初参戦の去年は緊張感からか全く寝れなかったのに、今年は気持ちがゆるんでしまったみたいでトータル2時間の休憩。でも、かなりスッキリ。

【5月3日午後10時30分頃 宗頭文化センターを出発】

-- 次回へつづく --

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コメント

宗頭で就眠中、携帯電話にお電話した者です。

着信音で起こしてしまったようで、申し訳ありません。

今後は、十分に注意します。


それにしても、運のいい奴だ!!(笑)

投稿: aloha!moana | 2008.05.10 05:13

まだまだあるんですねえ。
さすが超ウルトラです。

投稿: MATSU23 | 2008.05.10 08:09

俺は千畳敷手前あたりから酷い肌擦れに苦しめられました。。歩くことすらイヤになるくらいの痛みだったので、対策をしっかり考えてスパルタに臨まなければ、、と強く感じました。。ワセリンの粘度にも200種類くらいあるらしく、今度はもっと粘度の高いものを試したいと思います。

投稿: zephiyama | 2008.05.10 13:32

宗頭で2時間も休憩ができて羨ましいなぁ~
鈍足こじろうは食事・ソックス履き替えのみで20分しか滞在できませんでしたよ(涙)

投稿: こじろう | 2008.05.10 17:19

>アロハさん
携帯で起こしてもらいど~もでした!

>MATSU23さん
40時間以上の耐久レースなんで読む方も疲れたりして。

>zephiyamaさん
はやり試行錯誤を繰り返して自分にマッチしたやり方
が解ってくるんでしょうね。ウエアーやソックス&シューズ
との相性なんてのも重要ですね。

>こじろうさん
萩お疲れさまでした!体調は回復しましたか?
なかなか走り応えある大会だったでしょう。これでスパルタ
の挑戦権ゲットだね。行く?

投稿: ヒロ児玉 | 2008.05.10 21:37

薄い色の汁のうどんが旨そうですなあ。

投稿: マハロ菊池 | 2008.05.12 07:58

>マハロさん
関西以西のうどんは薄味ですけどなかなかいいダシが
効いていてとっても美味しいですよね。

投稿: ヒロ児玉 | 2008.05.12 23:48

秘密兵器は「旧日本陸軍風戦メリキャップ」だったのですね☆日差しの強い日にはなかなかよさそう!
2回目だと、ここは明るいうちに行った方がいいなど要領がつかめていいですが、それでも辛いところは同じなのですね。
目覚めてスッキリしてからのレポートその3が楽しみです。
早速見ようっと♪

投稿: ☆ユリラックマ☆ | 2008.05.13 16:03

>☆ユリラックマ☆さん
見た目は別にしてなかなかのスパルタ秘密兵器になりそう。
戦メリキャップ。

投稿: ヒロ児玉 | 2008.05.13 22:59

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