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2008.01.21

チャレンジ宮古島100キロ2連戦 その3

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■第2戦目ワイドー100km、小雨降る肌寒い中のスタート■

昨夜は宿で死んだように睡眠をむさぼり、「あ~っ、もうちょい横になっていたい・・・」という気だるく気持ちも身体も重くるしい状態にムチ打って午前3時に起床。外は昨日の記録的な暑さとは打って変わり、ときおり小雨降る肌寒い天気にモチも一気に下降気味。たぶんこの日だけ走るのであれば、終始雲に覆われた暑さは全く気にならない理想的なレースコンディションだろうけど、1戦目の暑さを体感しなおかつレースでの消耗が激しい身体にとっては、極寒のシベリアで走らされるような気分。

朝食時もあまり食欲がなかったけど、何か胃に詰め込んでおかないと長丁場は走りきれないので、喉に通りやすく消化のいい雑炊と梅干を無理やり口に押し込み、「もぅ100キロ以上走ったんだからいいだろう!」という脚をなだめながらスタート地点へと移動。ランナーによりけりだけど、100キロ2連戦は初日にゴールして走る行為をいったんリセットして休んでしまうと、なかなか次に向かう気力を充実させることが難しいかったですね。私はどちらかというと通しで走った方がまだ楽だと感じましたよ。1月13日(日)午前5時に2戦目のワイドーがスタート。

■頭の中は終始DNF&関門閉鎖だった序盤戦から50キロまで■

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脚はずっしりと重たいながらもまだ、こちらの意思通りに素直に前に出てくれているので一安心。ワイドーは、序盤戦の暗闇のコース上にもこういう移動式投光器があるし、分岐点にはかならず誘導員がいてくれるのでコースを間違える心配はないのだけれど、昨日のコースアウトしたという大失態をまた繰り返さないように、注意深く来間島を目指して走ります。

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来間島へ向かっている時に後ろから「ヒロさん!」と声かけられたので振り返ると、今年も宮古島ワイドー恒例のメイド衣装で走ることみさんでした。地元では全く会ったことがないのにレース中はペースが同じなのかよ~く遭遇しますよ。かなり元気そうな表情で、しばらく一緒に話しながらの並走。彼女と走っていると沿道からの声援も多いしカメラマンのフラッシュも頻繁にあびるので、まだ眠っている身体にはいい刺激になりましたね。

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昨日の遠足のSF会場である東急リゾートホテル前では、ひときわライトが明るく照らされていて、早朝にもかかわらずランナーを毎回元気に送り出してくれるのは有難い。しかし、走り始めて10キロ過ぎた頃から脚の調子が徐々に変化してくるような感触があり、2.5キロ毎のエイドで膝の屈伸をすると、100キロのウルトラの終盤の壁にあたる80キロ以降になるような、一度膝を曲げると伸ばすのに一苦労するような重たい状態になり早くも歩きだす始末。

うーん、まだまだ序盤戦なのに今からこんな状態で歩き走りしていたら先が思いやられる・・・。制限時間がゆるい遠足と違い、ワイドーは制限時間14時間で、50キロ(8時間)と80キロ(11時間15分)の2ヶ所に関門があるので、まずは50キロの関門閉鎖時間に引っかからないようにしなければと気合を入れようとしても、脚が早くも反旗をひるがえしたようになかなかいうことを聞いてくれなくなります。

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約20キロ過ぎて宮古市内へ入った頃には辺りも明るくなり、エイドでファンタジスタさんと一緒になりお互いエールの交歓をして少し復活。

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30キロ通過タイム3時間43分。この時は、走りながら50キロの関門閉鎖時間に間に合わずにリタイアした時のいい訳ばかりを頭の中でそれこそ何十通りも考えていて、ほんと情けないけどとてもネガティブな心境でしたね。

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遠くに池間島大橋(約40キロ地点)が現れてくる。まだまだ先だけど、走る目標が見えてくると精神的には多少楽になってきます。

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やっと往路の池間島大橋に差し掛かったけど、独り旅だと気持ちがちっとも上向きにならないし、脚の高乳酸値状態がなかなか解消せずエイド毎に入念にストレッチ。

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去年のリベンジランで参戦したテリーさんが池間島の復路を元気に駆け抜けて行きます。

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宮古島はこの季節、さとうきびの収穫最盛時期なので、いたるところで山積になったさとうきびにお目にかかれます。

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池間島をなんとか1周して復路の大橋を通過。

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ワイドーはきっちり2.5キロ毎に給水&給食エイドがあるので助かります。カメラ向けるとこの元気なノリが何よりもエネルギー源になりますね(笑)。

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結構余裕の表情の最後尾のランナーが走ってきたので「ワイドー(宮古の方言で頑張れ)!」と声かけます。自分もね。

■50キロから突然の復活、そのままの勢いでゴールへ■

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「とにかく50キロの関門だけは通過しないといかん!」という気持ちで走り歩きして来たのでなんとかたどり着いてほっと一安心。(この時は、いっぱいいっぱいの状態だったので関門閉鎖時間にあまり余裕なく到着とばかり思っていたけど、後で時間を調べたら6時間7分で到着していましたね。)ここで、先着していたことみさんにまた遭遇して「もぅ~脚が動かんよ・・・ここまでリタイアすることばかり考えてた」と弱音をはいたら、「とにかく東平安名崎(80キロ地点)まで行こうよ!そこを過ぎたら後は楽できるんだから!」と言われるとなんだか不思議と行けそうな気分になってくる。

他のウルトラランナーからも、あまりにも情けない表情なのを見かねてか、「後はキロ8分で行っても十分ゴールできるから大丈夫!」と励まされます。みんなキツいのは全く同じでそれなりに自分と葛藤しているのに、なんで自分はもっと気の利いた言葉をかけてあげられなかったのか正直、恥ずかしくなってきましたね。まだまだ修行が足りないね。この後は、不甲斐ない自分にムチ打つ気持ちで走りで挽回すると心に決めます。

でも本当に苦しい時に、沿道の方々の応援や仲間の何気ないひと言でずいぶん気持ちが楽になるもの。50キロのレストエイドでは白玉ぜんざいや豆腐汁でエネルギー補給し、濡れたウェアーを着替えて約10分の休憩後、リフレッシュして東平安名崎を目指します。

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途中のエイドでミチヒロさんに追い着く。昨日の激走のダメージが足首に出てきたみたいでやはり辛い2戦目と奮闘中。エールを送って先に行きます。

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東平安名崎までは単調なコースだけど、昨日も同じコースを走っているので精神的なストレスは感じることなく、スタートから50キロまでの脚の疲労感もなくなり脚はどうやら復活してきたみたいで、ゆるい上りもガンガン攻めて走れるようになってきた自分に驚き。50キロ脚を動かしてやっと筋肉がほぐれた?気持ちがボジティブになると身体もちゃんと反応してくれるもの。

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どうにか東平安名崎へ到着。昨日はこの折り返しコースを走っている時、太陽の照り返しで頭がクラクラしたけど、今日はどんよりとした曇りでいつもの強風ではなにしろ、肌に感じる独特な風は冷たく、時より吹く向かい風に体が持っていかれそうになる。

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80キロの関門を9時間56分でクリアーしてレストステーションで腹ごしらえ。さすがに今日は、さとうきびアイスはパス。

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毎年ワイドーを走っていると、50キロ組やハーフ組のスタート前に彼らのスタート場所を通過していたので、大声援を受けるのが気分最高だったけど、今年は間に合わなかったのでとても残念。仮装の50キロ組サンタさんがこんな感じでいい?ってポーズ。

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50キロの関門をクリアーしてからは、それまで悲鳴ばかり上げていた自分の脚が見違えるように動いてくれるのが嬉い限り。ウルトラは長い時間と距離の闘いになるので、下降ぎみの調子でもなんとか我慢していれば必ず上向きになってくるんですよね。

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だらだらとしたゆるく続く長い上りも走りで克服。

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90キロ通過タイム11時間14分。後はこのままの勢いで、うえのドイツ文化村のお城にゴールするのみ!

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残り5キロの表示を通過して最後のゆるい上り。被り物をして走っているのはおなじみ伴伴クラブの方々。昨日これで走っていたら地獄だったでしょうね。

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最後は赤じゅうたんが敷きつめられたゴールへと下りを一気に駆け下ります。

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12時間22分で第2戦目もゴール。いや~やっと終わったよ!

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ま~っ、普通は、ウルトラランナーでも、2日間で200キロ走ろうなんてそんな無謀なことはまずやらないでしょうね。国内のウルトラマラソンの大会で200キロを超えるレースは数えるほどしかないので、9月の超長距離でそれなりのスピードも要求される耐久レースへ向けて、フィジカルな能力の面のみならずメンタりティーの面でもとてもいい経験となりました。

今回、目標の2連戦でサブ24時間では走れなかったものの、苦しみながらもどちらの100キロのレースも精神的な落ち込みをなんとか挽回して完走という最低限のノルマは達成できたので、次ぎにつながる手応えをつかめたし、多少なりとも自信にもなり100キロ2連戦にチャレンジした甲斐がありました。

■表彰式&交流パーティー■

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ワイドーでは、レース後に野外テントで盛大に行われる交流パーティーが、毎回楽しみのひとつとなっています。ゴール後お風呂でゆっくり温まりすっきりした後、強烈にお腹が空いてきたので筋痛の重たい脚を引きずるようにしてパーティーに参加し、仲間と嬉しい完走をオリオンビールで祝い、宮古の食べきれないぐらいのテーブルの料理を十分に堪能してお腹も心も一杯になりました。

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ステージ上では即席レクチャーを受けた沖縄の踊りで盛り上がり、宮古の夜も更けていきました。

次回の第2弾チャレンジは、3月1日(土)15時~2日(日)15時のお台場で行われる「24時間チャリティーラン・ウォーク」で100マイル以上が目標。

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コメント

昨日は、大寒。
それに比べて、宮古島は断然暖かいね!!

ことみ選手、テリーさん、ミチヒロさん
よくがんばった!!!

投稿: aloha!moana | 2008.01.22 05:56

オリオンビール、いいっすね、とわざとはずして。あああ、すごいんだすごいんだ、ヒロさん、80kmんとこ、かっこいいっすねえ、若武者の風情ですね、いや若無茶か(笑)

投稿: shobun | 2008.01.22 09:29

下降気味の体調でも、我慢していれば必ず上向きになってくるもの・・良い言葉を聞かせてもらいました(礼)。お台場の24時間では僕も100マイルはやりますっ!!

投稿: zephiyama | 2008.01.22 12:20

3月のお台場では、ヒロさんの走る姿を見て、長く走るコツをつかみたいと思っています。よろしく、お願いします。

投稿: マカニ・トモ | 2008.01.22 13:32

2戦目序盤はかなり辛抱、辛抱のレースだったんですね。
それでも復活してしまうところがすごいです!!
もう100キロでは物足りない体になっちゃったのでは?!

投稿: カメKAYO | 2008.01.22 13:33

すごいですね。2日で200キロを走破ですか?信じられません。これでスパルタロンも大丈夫ですね。どうしたらそんなにスタミナが付くのか教えてほしいものです。

投稿: ひさちゃん | 2008.01.22 16:24

>アロハさん
宮古から帰ってくるとこの寒さはとっても堪えますよね。
青梅マラソンも今年は寒い中のレースになりそう。。。

>shobunさん
「若い」文字が付いていたんでひと安心(笑)。
宮古島来年あたりどう?交流パーティーはオリオンビール&泡盛飲み放題だし。

>zephiyamaさん
軽~く10キロ優勝しちゃうマスターの頑張りに、いつもいい刺激頂いてます。24時間走は、スピードは大敵なのでくれぐれもスタートから飛ばさないでくださいね。

>トモさん
お台場は仲間大勢での参戦なので楽しくなりそう。夜間は冷え込むのでそれなりに準備を。暖房が効いた休憩所は板張りの体育館なので、マットとか毛布などを用意した方がいいです。

>カメKAYOさん
2戦目の前半は、人生初の(大袈裟だ)リタイアを真剣に考えてたもんね。でも、3日目にまた100キロ走れ!って言われたら走れそうな自分が怖い(笑)。

>ひさちゃん
いやいや、走力の無さをなんとか気力で補えました。
ここで両方とも完走できなかったらスパルタ行くの止めようって気持ちで走っておりましたよ。

投稿: ヒロ児玉 | 2008.01.22 22:44

2連戦お疲れさまです。
100kmまでの出張は交通費いらずですね。

投稿: マハロ菊池 | 2008.01.25 07:34

>マハロさん
200kmぐらいまでなら自分の脚で・・・な~んってことはありません(笑)。

投稿: ヒロ児玉 | 2008.01.26 01:31

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