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2006.07.03

第21回サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記-Ⅱ

P6250027_1■元気な地元ボランティア達■

サロマでは、2.5キロ毎に水、5キロ毎にスポーツドリンクの給水所があり、給食は20キロ過ぎて5キロ毎にエイドが設置されています。エイドのボランティアはお揃いのサロマンブルーのウインドブレーカーを着た地元の中高生。どこのエイドへ寄っても大きな声で元気に行きかうランナーへ声援を送ってくれるのですごく気持ちよかったですね。

■スイカ■

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エイドでの補給食は初めの頃はバナナ、レモン、梅干の繰り返しで、正直寂しいものがあったけど、35キロ過ぎてから冷やしたスイカが所々のエイドに置いてあり、これは大ヒットでした!疲れた胃にもスッと入っていって甘くて美味しかったですね~。スイカは水分も豊富なので給水代わりにもなります。普段あまりスイカなんて食べないけど、こんなに美味しいものだったと再認識。特にワッカに入ってからのスイカは甘さが抜群で1度に3個も食べてしまったぐらいエイド大賞ものでした。

■ウルトラへのターニングポイント■

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サロマ湖が一望できる月見ケ浜にある42.195キロのポイント。このポイントを越えるとフルの距離以上の未知の世界、あぶない?ウルトラの世界へと入るさしずめ登龍門なんでしょうね。私はまだまだ龍にはなれない小魚ですけど、ウルトラマラソンの苦しさを乗り越えた先にやってくる達成感や満足感、ランナーとの会話や雄大な風景をゆっくりと1日楽しみながら走れるお気楽さなどにすっかり魅せられてしまっております。ここから海を眺めているような広大なサロマ湖の眺望は抜群で湖畔で最も美しい場所でした。42.195キロ通過タイム4:19:27(貯金は1時間12分)。

■レストステーション(55キロ)■

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50キロ通過タイム5:11:44(1:05:47)。この辺りから5キロ先のレストステーションまでゆるい上りになります。

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オホーツクの風は冷たくて心地よく、湿度も低くていいのだけれど、昼近くになると気温が上昇し、50キロを過ぎてくると徐々に暑さに体のスタミナが奪れ疲労を感じてきたので、頭や脚に水をかけながら走ります。後半は、エイドに氷がふんだんに置いてあったので、キャップに入れたり手に持って体をアイシングしながら走ってましたね。

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ゆるい下りの先に見えるサロマ湖へ向かって走ります。

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サロマ湖畔は海岸線を走っているような気がしてきますね。

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やっとレストステーションへ到着。スタート地点で預けた荷物を受け取り着替えなど出来る所です。ここは数少ないおにぎりが用意してあるエイドなので、冷たい麦茶とひと口サイズのおにぎりでエネルギー補給。ここまで左足の小指が痛かったので、靴下を脱いでみると、やはり爪が縦に真っ二つに割れていたので、バンドエイドをぐるぐる巻いて応急処置し、特に着替えもせずに約13分の休憩でエイドを出ます。

■ウルトラの壁へぶち当たった時は・・・■

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60キロ通過タイム6:27:13(1:15:28)。休憩除いてキロ6分ペースで走ってきたけど、脚が重たく感じて少ししんどい状態に。フルの壁は30キロとか35キロで来ることが多いけど、ウルトラは私の場合70キロ~80キロぐらいになるとやってくることが多いので、今回は少し早いかな・・・。で、そうなった時は、一人で黙々と耐えているよりも、同じペースの横を走ってるランナーと話ながら走るのが脚の痛みを紛らわす一番の対処方法です。

フルマラソンだとそういう訳にはいかないから、ひたすら一人で辛い波が治まるのを我慢しますが、ウルトラはフルに比べて運動強度は低いので、息もあまり切れずに話ながら走れるからいいんですよね。話しかけられたランナーもたぶん同じような状態になっているので、嫌な顔もされずに絶対会話もはずむはずです。

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60キロ過ぎから80キロぐらいまで並走してもらった横浜から参加の初サロマのランナーAさん。私がエイドを出ると前を走っているので追い越してエイド休憩して暫く行くとまた前方を走っているという繰り返しだったので、私は休憩がかなり長くなってたんでしょうね。そんな状態でペースがほぼ同じだったので話ながら走りました。

2年前に四万十川を走って、去年はあの過酷で登りの修行のようなレースである富士登山競走山頂コースにも挑戦したとのこと。四万十川や富士のレース話をしながら走ってると、本当に不思議と脚の痛みを忘れられて助かりましたよ。70キロ通過タイム7:40:00(1:12:47)。ペースはキロ7分に落ちて、関門通過の貯金は約1時間。

■ワッカ原生花園(80キロ~98キロ)■

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サロマのコースで一番景色が美しく、また最後の辛い勝負どころとも言われている日本最大の海岸草原である「ワッカ原生花園」へと入ります。80キロ通過タイム8:55:53(1:15:53)。

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幅200~700m、全長20キロに及ぶサロマ湖とオホーツク海の間に延びる草原地帯には300種以上の草花が咲き香るポイント。レース前日まで気温が低かったらしいので、エゾスカシユリ、ハマナス、ハマエンドウなどの花々が咲き乱れているという状態ではなかったのが少し残念でしたが、ここの雄大な景観の中を走ってるとしばし疲れも忘れてきます。今までの湖畔コースとはがらりと雰囲気も変わり、数ヶ所の適度で小刻みなアップダウンも楽しめるコースでした。

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写真の黄色い細かい花びらをいくつもつけた花はセンダイハギ。この花はかなり咲いていて黄色と緑とのコントラストは美しかったですね。

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ワッカは、前半の竜宮台と同様に折り返しコースになっているので、またまたランナー同士すれ違いながら走れて元気をもらえるところです。ただ、この辺りではかなりヘロヘロ状態で、折り返し地点までがなかなか辿りつかなくて精神的にもきつい長い折り返しでした。

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90キロ通過タイム10:06:06(1:10:12)。もうここまで来ると後1時間ちょいの辛抱でゴール出来ると思うと自然に脚にも力が入ってきます。

■ゴール■

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ワッカを後にすると残り2キロ。長い直線道路の先の遠くかすかに見える常呂町スポーツセンターを目指して走ります。沿道の両サイドにはゴールしたランナーが戻ってきて応援してくれる姿が多く見られました。そして感動のゴールゲートをくぐり抜けます。ゴール時間11:16:56(1:10:49)。いやいや何回走っても、このゴールした瞬間はなんとも例えようもないぐらい気分がいいもんです。最後の10キロはそんなにペースも落ちずに、いつもよりは苦しむこともなく走れて大満足のサロマでした。

今回初参戦のサロマでしたけど、国内最大規模の参加者にもかかわらずスタート&ゴールでの混雑もなく、エイドの体制もよく大会運営はしっかりしてました。ワンウエイコースなので、移動や宿泊施設等の問題はありますけど、サロマ湖やワッカの景色はもちろん美しかったし、周辺のオホーツクの大自然の中を走るのは気分最高でした。また、最初と最後が折り返しなので、ランナー同士2回もエールの交歓ができるコース設定もなかなか良かったですね。1度サロマを走ってみると、サロマンブルーを目指したくなるウルトラランナーが多いというのも分かる気がしました。来年ももちろん参加したいですね。

さて、レース後は右足首や甲に痛みがあり、1週間完全休養していましたけど、ほぼ痛みも治まり深刻な状態にならず良かったですよ。今月はレース予定もないオフ月間なので、半年間酷使してきた脚を少し休ませつつ秋の「えちご・くびき野」に向けて無理せず徐々にランを再開するつもりです。

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コメント

ワッカ周りの写真を見ると皆つらそうですね。児玉さんもウルトラを通してずいぶん各地を回っていいものを見たり食べたりしてますね。

投稿: まさ | 2006.07.04 12:38

爪、割れましたか。
私も、爪が一つはがれそうになって、靴下とかストッキングの縫い目に引っかかるだけでも痛い(>ヘ<)
でも割れる方がもっと痛そうですのう。。。

投稿: 小虫 | 2006.07.04 12:51

50km地点の路肩に生えてる大きい葉っぱはフキですかね。暑さでぐてっとしてますなあ。
それにしても天気良すぎってかんじですね。

投稿: マハロ菊池 | 2006.07.04 13:20

>まささん
ワッカあたりは終盤のウルトラの壁に苦しむところですが、景色は最高に良かったですよ。走ってなかったらサロマ湖にもやって来たかどうか・・・。

>小虫さん
北丹沢山耐お疲れさま!またまた、すごいタイムで駆け抜けちゃったね~。爪剥がれそうなら爪きりで思いきって切っちゃった方がいいよ。ブログには当分コメントまだできないのかな?

>マハロさん
レース当日は、植物も参るくらいの強い陽射しだったから走ってる方もキツイはずですよ。今年の道マラは涼しくなればいいですね。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.07.04 22:36

いや~、ヒロさんの写真、とてもいいショットばかりでサロマを何度も反芻できます!うれしいです。
今回もとっても楽しまれたようで、やっぱりほんものののウルトラランナーですね~。

投稿: wiwi | 2006.07.04 22:45

こんばんは!
完走おめでとうございます。

写真を拝見しての感覚ですが、空気がとても澄んでいるように思いました。

投稿: むろぴい | 2006.07.04 23:21

本当に暑そうですね!!
11時間斬り!・・・やはり、緑館でのロスタイムが大きいね!!ここを、休憩なして進むと、記録更新でしたね。残念!!

アロハは、着替ポイントでも通過します。極力ロスタイムを避けたいので。でも、誘惑が多くて大変です。(泣)

投稿: Aloha!Moana | 2006.07.04 23:45

>wiwiさん
ウルトラマラソンは、自己の限界に挑戦してタイム狙うのもいいし、路傍の景色やランナーとのコミュニケーションを楽しむのもいいと、人それぞれいろいろな楽しみ方がありますよね。

>むろぴいさん
どーもありがとうございます。これからの時期の北海道は、蒸暑くないカラットした気候で過ごしやすく、味覚も刺激的な土地ですね。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.07.05 00:04

>アロハさん
おんたけスカイ&北丹沢連戦お疲れさまでした!最近は、勝負レースと楽しむレースの使い分けが出来てきましたよ^^)。今回はそんなにタイムにはこだわらずに走りました。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.07.05 00:14

ヒロさんの写真を見ていると、サロマに出たくなりますね~。来年は、サロマか北丹沢かで悩んでみようかな。まずは、その前に奥武蔵を完走せねば...

投稿: マカニ・トモ | 2006.07.05 11:01

>トモさん
サロマはいい雰囲気の大会でしたよ。サロマから北丹沢へ中1週あるので、どうせなら連戦なんてどうです^^)。奥武蔵も真面目に走るとキツイですけど、おんたけに比べればハイキングだったりして。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.07.05 21:58

改めてお疲れさまでした。
フルの通過地点とワッカの景色は最高でした。
来年は私もカメラ持参で走ろうかな^^;

投稿: ネオス | 2006.07.05 23:17

>ネオスさん
サロマ、所沢8耐の連戦での脚の疲労は回復しましたか?写真撮りながらのウルトラもたまにはいいのでは。次回の奥武蔵でまた宜しくです。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.07.05 23:47

ワッカのスイカエイドにはほんとに助けられました。。僕は5,6個食べてしまいましたよ・・(笑)。あれで何とかゴール出来たようなもんです。。60キロ地点の写真!先に見えるエイドの青いテントの中で僕はしばらく倒れていたんです・・(泣)。。イヤ~たくさんの感動的な写真ほんとにありがとうございます!ジックリ拝見させて頂きました!(礼)。。

投稿: zephiyama | 2006.07.14 17:24

>zephiyamaさん
そういえば60キロ地点に救護テントありましたけど、あそこで点滴打ってたんですか。スイカは本当に旨かったです。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.07.15 21:51

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