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2006.05.13

第18回山口100萩往還マラニック(140km)完踏記③

■萩往還の参加賞&支給品もろもろ■

萩往還を完踏すると、石碑の木製のレプリカがもらえることは前々回紹介しましたけど、ゴールシーンの写真も後日送ってもらえるらしいです。他に、この大会の参加賞や支給品はいろいろな物がありました。

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代々木RCのショーブンさんが言っていた「萩」の刺しゅうが入ったソックスと大会名入り軍手。さすがに往還道でも手を使って登るようなところはないですが、深夜から早朝にかけては気温が低くなるので手袋忘れたランナーに軍手は有り難かったのでは。

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かなり大き目な点滅式LED安全ライト。通称”ホタル”ってやつですね。夜間走行時にリュックの後ろに付けて走ります。暗闇の往還道でも、遠くの山並みにこの赤い光の列を見るとほっとしましたね。

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P5060006_4  φ80mmの反射版ネームプレート。これもリュックに付けます。夜間、国道を走るところも多いので、車のライトがあたると大ぶりなのでとても目立ちます。走後でも、みなさんそのままで移動していたので、帰路の駅なんかで見つけると初対面でも話は弾みました。

そして一番嬉しかったグッズはなんといっても、バックプリントにシンプルな「萩 往 還」の文字が入っているTシャツ。今年の「宮古島ワイド-」や「お台場24時間走」でこのTシャツ着て走ってるランナーを見かけたんですが、もぉ~鉄人オーラをビシビシ感じて挨拶なしではとても追い抜けなかったです(笑)。自分はへなちょこオーラを発しながら、ウルトラのレースでこれを着て走ってみたいですね。

■初のコースミス■

明木市からは単騎駆けとなり、まだ夜明け前の暗がりの中でコースへの不安がつきまとうも、遠くの方角で音もなくそっとユラユラ揺れ動いている小さな赤い”ホタル”の光を見つけると安心します。

萩有料道路の高架をくぐり、川沿いの土手道からまたまた萩往還へ入る急勾配の階段を登り短いピークを越え、萩有料道路の料金所を過ぎて、本来のコースは旧道に入るところを何処で間違ったのか、前を走る数人の集団に疑いなく付いて行ってしまったので、そのまま国道の下りを萩市内へ向かって走るというコースミスを犯してしまいました。国道と旧道は平行しているので時間のロスは無く、むしろ走りやすかったかも。明木市から萩市内へのコースは非常に分かりずらかったですね。

■第2CP萩城跡・石彫公園(79キロ)■

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5月4日午前5時34分、第2CPで2回目のトランジットである萩城跡・石彫公園(せきちょう)にスタートから11時間34分かかってやっと到着。深夜走の時は、初めての経験で緊張していたこともあり睡魔や疲れはさほど感じなかった・・・というかそんな余裕がなかったけど、徐々に辺りが明るくなり吹く風は心地いいのに軽い疲労を感じます。

予定の午前6時前にここにたどり着いたのでゆっくり休むことに。預けて置いた荷物を受け取り、後半は暑くなりそうなので、半袖Tシャツとショートタイツに着替え、寝不足の目にまぶしい太陽の光は痛いのでサングラスも用意。ひと口羊かん、パワーバー、かりかり梅、アミノバイタルゼリー等の行動食も置いていたけど、手持ちの物がほとんど残っているので補充なし。重量がかさばるへッドライトとマグライトに交換用電池はここに置いていきます。約20分の休憩後にリスタート。

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白砂青松の菊ヶ浜から眺める早朝の指月山(しづきやま)。毛利氏36万石の居城だった萩城の堀と石垣だけがが麓に残っています。今は公園になっていて、桜や紅葉の名所とか。日本海は荒海というイメージなんですが、この季節は穏やかな美しい海でした。

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遠く中央にこんもり見える山はこれから向かう第3、4CPがある笠山。うーん遠いい。。。

■力が出てくるエールの交歓■

萩城跡を過ぎる頃になると、ゼッケンが白の250キロの鉄人達にコース上で出会うようになります。彼らは3日目に突入しているので、まだ12時間ぐらいしか走ってないこちらからは想像できないぐらいの疲労でしょうね。でも、痛んでいる脚を精神力で前にしっかり確実に進めている姿は、気迫が全身から噴出ているように見えてこちらも力がわいてきます。励ましの言葉をかけるといい笑顔で応えてくれるのが嬉しい。

笠山に向かって単調に続く歩道をひたすら走っていると、反対側の歩道から「ヒロさ~ん!」との声に顔を向けると、先の東光寺へ向かっているhiyamaさんでした。かなり調子がよさそうな足取り。「1キロ先にミチヒロさんが走っているよ。頑張って!」と声をかけられてまたまた元気に。少し疲れを感じていた時だったので、仲間やランナー同士のエールの交歓は本当にありがたかったですね。萩往還の大会は、参加しているランナーは種目は違っても同じ瑠璃光寺のゴールを目指して皆で声を掛け合いながら走り切ろういう一体感がとてもいいんです。

■第3CP笠山(88キロ)■

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笠山入り口にある明神池(みょうじんいけ)。岩の隙間を海水が行き来しているので潮の満ち干きで湖面が上下し海水魚が豊富に生息している池。笠山の入り口付近で折り返してくる250キロの猛者達の中に、萩を11年連続完踏しているクニさんの姿を見かけたので声をかけます。クニさんのHPで貴重な萩情報をいろいろと集めさせてもらい参考になりましたからね。

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笠山の頂上付近から見下ろす日本海。ゆるい舗装道路の登りは脚にずっしりとこたえます。

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5月4日午前7時22分第3CP笠山でチェクシートにライターでパンチ。途中で250キロの部に今回で4度目の挑戦になる仲間のミチヒロさんに追い着きます。彼はフルサブ3、富士登山競走サブ4、100キロウルトラサブ10というランニングの輝かしい戦歴のグランドスラマーさんだけど、何故か萩は過去残念な結果で終わっており今回こそというリベンジ戦。この大会前に話した時は、どうも萩は完踏のイメージが湧いてこないとのこと。

「調子はどうですか?もうここまできたら完踏が見えてきたでしょう」と聞くと「脚が思うように動かない・・・250キロ走りきる人は凄い・・・」ちょい弱気な発言。「昨夜、福祉センターから萩市内まで私の走力でも休憩含んで約5時間半。まだ制限時間は10時間強も残っているんだもん、全て歩きでも絶対完踏できますよ!」と自分にも言い聞かせるように話します。

ちなみに、萩250キロのUMMerのベテランランナーの時間内完踏の目安を下記に。

●虎ヶ先:椿の館(残り43キロ) 午前8時

●東光寺(残り35キロ)      午前10時

●明木市(残り25キロ)      午後0時30分

●佐々並市(残り15キロ)     午後3時

あくまで250キロの部の目安であり、走力により違いはあります。脚の疲労がまだ少ない140キロの部はもう少し過ぎても大丈夫でしょうかね。

笠山からCPのある半島の突端にある虎ヶ先へ走っていると、分岐にひょこっと出てきたクニリンの姿が見えてきたので手を振るけど少し様子がおかしい。虎ヶ先エイドで名物のカレーライスの朝食をすませてから復路で道に迷ったとのこと。この先を下ってT字路を右に行けばOKと言い残して別れます。彼女はその後、復路の萩往還も快調に克服して凄いタイムでのゴールでした。いや~長州オナゴに脱帽。

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笠山(H=112m)の日本一小さな噴火口。階段で下まで降りて行くことができますが、ここは体力温存で上から眺めるだけに。

■第4CP虎ヶ先:椿の館(91キロ)■

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5月4日午前7時45分、第4CP虎ヶ先:椿の館到着。ここではチェックシートに付いている食券で食事ができます。ミチヒロさんと食堂で休憩。名物のカレーライスを食べたいところだけど食欲がまるでなし。でも、無理にでも食べないとガス欠になるので、喉を通りやすいうどん定食を注文。おにぎり一口と、うどん3分の1ほどすすってご馳走さまでした。

ミチヒロさんは先に行くということなので送り出し、私はトイレ休憩。いつものウルトラでは食欲モリモリなのに、胃が痛いという事は全くないけど、水分を取り過ぎたみたいでこの大会では終始食欲がなく、美味しいと感じたのは昨夜の私設エイドの草餅だけで、他はあまり食が進みませんでした。持っていた行動食で消費したのは、一口羊かん1個とかりかり梅1個、ビタミンCの錠剤に宮古島アスリートソルトぐらいでした。パワーバーやゼリーには全く手をつけず。

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食堂を出て細かいアップダウンの連続する、半島を半周する海岸沿いの椿の原生林のオフロードコースへと入ります。笠山は美しい日本海を眺めながら走れるのでとても気分がいいとこでした。

後残るCPは約8キロ先の東光寺だけ。そこを過ぎればもう残りの距離はフルマラソンをきるので、ゴールの瑠璃光寺が見えてくるんじゃないかと。しかし、萩往還はそんなに容易には完踏をさせれくれませんでした。その後の萩市内から山口市内へ戻る復路の往還道で萩の魔物から厳しい洗礼を受けることに・・・。

< 次回へつづく >

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コメント

ふふふふふ・・・結文で、あ萩の魔物登場ですね!!楽しみです。(笑)

あら????虎ヶ崎で、ミチヒロさんと一緒でしたか?そのときの様子も聞きたいですね!!
明日は、玉川上水ランでその話聞かせてください。萩往還反省会をやりますので、よろしくです。今日は、十分に休息してくださいね!!(笑)

投稿: Aloha!Moana | 2006.05.13 16:38

食欲がなかったというのは、そのキツサがよくわかりますね。相当痩せたんじゃないですか?一時的に。

投稿: まさ | 2006.05.13 17:49

>アロハさん
ミチヒロさんとレース中に並走してた時に二人の意見が合いましたよ。アロハさんはド○○だと。。。^^)明日は宜しくです。

>まささん
レース後2日間ぐらいはまだ内臓疲労していたのかあまり食べれなかったのでかなり体重落ちましたけど、その反動で今はかなり重量オーバーですね。


投稿: ヒロ児玉 | 2006.05.13 22:51

ライトなども支給されるんですか。いたれりつくせりですな。
さすがに140kmあると完走記も書きがいありますね。

投稿: マハロ菊池 | 2006.05.15 07:15

>マハロさん
長い時間と距離の葛藤のレースだったので、思い出しながら書いているとまた走ってる気がして疲れたりしてます^^)。来年初挑戦する方の少しでも参考になればいいですけどね。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.05.16 00:52

おちかれさまでした。
大変楽しく読ませていただきました。
こんな世界があるのですね~
「竜馬がゆく」読んでる影響もあるんですけど、それにしても、ウルトラの方々は日本男児のオーラありますね。ヒロさんにしろ。

投稿: アヲヒコ | 2006.05.17 23:55

>アヲヒコさん
実家でゆっく~りと過ごせてますか?かなり長いので読むのも疲れるでしょうから写真だけでも楽しんで^^)。こんなド○○の世界も世の中にはあるんですよ。。。250キロの常人ではない凄味のあるランナー見ると羨望の眼差しでしたネ。「竜馬がゆく」もぜし完読して元気もらって!

投稿: ヒロ児玉 | 2006.05.18 22:58

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