« 平成の志士を目指して!-2年越しの挑戦-① | トップページ | 3月の鍛錬 »

2006.03.30

平成の志士を目指して!-2年越しの挑戦-②

__hr_DSC_5432■レースの概要■

「山口100萩往還マラニック」は、5月のゴールデンウィークの3日間、山口市内の法隆寺・醍醐寺と共に日本三名塔と評されている国宝である五重塔が美しい瑠璃光寺(るりこうじ)をスタート・ゴール地点にして開催されます。

戦国時代に毛利氏が栄え、幕末にはその子孫である長州藩の志士が日本を変革すべく活躍したであろう歴史の道を舞台にしているので、歴史小説好きには本当にわくわくするたまらんシチュエーション。自己の限界に挑戦する超長距離の種目から、歴史の街道や史跡をゆっくり散策しながら楽むウォーキングの部まであるユニークな大会です。

レースは、初めて走るランナーには非常にわかりにくいルートを地図を頼りにたどって行き、途中に250kmの部は10ヶ所、140kmの部は5ヶ所のチェックポイントが有り、事前に渡されたチェックシートにCPでパンチを受けながらゴールを目指します。チェック漏れやシートを紛失したら失格となる、オリエンテーリングの要素も含んだレースなんですよね。全ての種目の参加者の合計は1,000人を超える規模になり、記録は取るけど順位の表彰はありません。

1)種目・制限時間

<マラニックの部>

A(ホワイト)250km 5月2日 18:00~ 制限時間48時間

B(ブルー)140km 5月3日  18:00~  〃   24時間

C(グリーン)70km 5月4日  6:00~   〃   12時間

D(イエロー)35km 5月4日  6:00~   〃   7時間半

<歩け歩けの部>

E(ピンク) 60km 5月3日  20:00~

F( 〃 ) 35km 5月4日  6:00~

*( )内はゼッケンの色

*Eの60km部のみ防府市スタート

*D、E、Fのゴールは萩

2)エイド 

約10キロ毎 (エイド以外では飲食物が得がたいのでドリンクボトルや携行食は必須)

3)会場へのアクセス

・新幹線  新山口駅下車し在来線の山口線で山口駅下車。

・飛行機  山口・宇部空港から新山口駅まで特急バスありその後は上記。

・深夜バス 東京・横浜・名古屋・大阪方面から長距離深夜バス運行。      

map ■萩往還■

日本海側の萩市内から山口市内を通り防府市内の三田尻港の瀬戸内海へと抜ける全長約53キロの途中険しい坂や峠が多い石畳や悪路のある400年前に開かれた旧街道(左の地図の黄色の部分です)でありレース最大の難所。レースでは各種目必ずここがコースの一部になっています。

一本ずつの矢はすぐ折れるが、三本まとめると折れないという「三本の矢」の逸話で有名な、戦国時代に中国地方10カ国の太守となった政治力や智謀を兼ね備えた偉大な毛利元就をおじいちゃんにも持つちょいと冴えない毛利輝元が、天下分け目の関が原の合戦で西軍の大将に願わずして担がれてしまい結果として敗戦し、一説には三本の矢の一人である吉川元春の三男である広家が戦後家康へ懇願して、周防・長門2カ国36万石に領地を一応安堵され、安芸(広島)から交通の難所である日本海側に位置する萩に居城を移されました。

この旧道は、輝元が、居城である萩から江戸への参勤交代用の道として開いた街道であり、そして「いつの日にか関が原の恨みを・・・」という毛利氏の徳川幕府に対する怨念が代々受け継がれ、幕末に時代を変革するべくきら星のごとく多くの人材が輩出し、倒幕に奔走する長州藩の志士が駆け抜けた道でもあります。

■250km・140kmのコース■

250

250kmのコースは、山口市瑠璃光寺をスタートして時計回りに俵島-青海島(おおみじま)-萩-山口がゴール。睡魔や幻覚と戦いながら3日間葛藤し、最終日にきつい萩往還を経てゴールになります。

140

140kmのコースは、難所の萩往還を往復するという登り好き坂好きにはとってもこたえられないハードな設定になっています。スタートして防府市の英雲荘で折り返してほぼフルの距離を走り深夜になった頃にスタート地点の瑠璃光寺に戻り、そこから萩市内までの約34kmが萩往還での険しい山道のハイライトになります。街灯なんて無いだろうし、無念にも完踏出来なかったランナーの怨念が漂っているらしいので、深夜に走るにはちょいと勇気がいるようなところですかね。

002

<萩往還高低図>

往路の出だしからレース最高標高560mの板堂峠まで20%以上のとっても走れないであろう急勾配の登りが続きますが、復路は疲れた脚にはと~ても優しい下りになるでしょうね。でも、ここまで来れたらゴールまで残り数キロなんで足の痛みも心地よいかも。250kmを完踏されたランナーが、「140kmの方がキツイよ」と言うほどなので、ランナー魂に火が付きますよ。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                            

|

« 平成の志士を目指して!-2年越しの挑戦-① | トップページ | 3月の鍛錬 »

「■山口100萩往還マラニック」カテゴリの記事

コメント

私だと深夜に一回スタート地点に戻ったらもういいやって感じになりそうですなあ。
昨年まで両親が湯田温泉に住んでいたので、瑠璃光寺も1回行ったことがありますが、良いところですよね。ゴールデンウィークは楽しんできてください。

投稿: マハロ菊池 | 2006.03.30 08:53

萩往還解説ありがおとうございます。
改めて拝読すると、250キロて大変だな!!(笑)
でも、挑戦し甲斐がありますよ。達成感と充実感は、個人を満足させます。

お台場24時間走の感じで、お萩をなめてはいけませんよ!!(笑)

体調に気をつけて、5月3日瑠璃光寺でお遭いしましょう!!(礼)
140キロ・・・死にますから。残念!!

あああ・・・忘れていた。大会のVTRテープがあります。250キロの部の実録です。
スタートからFINISHまでの、凄い?映像を見れば泣けてくぞ?
観る?

投稿: aloha!moana | 2006.03.30 14:15

>マハロさん
ゴール地点を横目で見ながら走らないといけないというのはイジメに近いですよね。走後は湯田温泉でゆっくりしてくるつもりです。

>アロハさん
決して「萩」をなめてなんかいないですよ。いろいろ調べたり聞いたりしてると、140キロはハードですね。今度、萩のビデオ貸してくださいな。

投稿: ヒロ児玉 | 2006.03.30 23:16

ヒロさんの文章を読んでいると、挑戦心がくすぐられますねぇ。ウルトラランナーとしてのデビューもまだなのに、将来「萩」にむけて準備を始めることを想像しただけでワクワクするものがあります。

投稿: payuta | 2006.03.31 22:05

http://masa.moto84.com/run-wiki/
にも書いてくれるとなぁ・・・(泣)

投稿: まさ | 2006.03.31 22:52

>payutaさん
萩往還はなかなか奥が深そうで、チャレンジしがいがあるレースじゃないでしょうか。サブ3達成後にはぜひいっちゃいましょう。

>まささん
あ~っ、ごめん!御免・・・。ランニングWiki忘れてないですよ^^)。アップの仕方もう少し馴れたらガンガン行きまっせ!

投稿: ヒロ児玉 | 2006.03.31 23:20

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/94492/9288761

この記事へのトラックバック一覧です: 平成の志士を目指して!-2年越しの挑戦-②:

« 平成の志士を目指して!-2年越しの挑戦-① | トップページ | 3月の鍛錬 »